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病院に行かなくても市販薬で性病を治療することができる?

2020年01月04日
男性を診る医者

性病にはいろいろな種類があり、治療方法や危険性の点で大きな違いがあります。軽度であれば放置しても自然治癒する病気もありますが、治療を受けても完治させることができないウイルス性疾患も存在します。自然治癒または市販薬だけで治せる性感染症は限られていて、ほとんどは治療薬などを服用しなければ完治させることができません。放置しても自然に治るような病気でも治癒に要する期間が長いので、放置すると不快な症状に苦しんだり、他の人にうつしてしまう恐れがあります。そのため自然治癒するような病気であっても、積極的に治療をするべきです。

市販薬だけで治すことができる性病として、軽度のカンジダ症や性器・口唇ヘルペスがあります。免疫力が弱くなるとカンジダ菌が繁殖して女性器の周辺や内部で炎症が起こりますが、軽度であれば体力が回復すれば自然に症状が収まります。カンジダ菌の殺菌剤が配合された外用薬(クリーム)が一般向けに販売されているので、外陰部のかゆみは市販薬だけで対処できます。ただし膣の内部でも炎症が起こって強いかゆみの症状を発症している場合は、医療機関で膣錠(坐薬)を処方してもらう必要があります。

ヘルペスウイルスに感染している人が神経に強い刺激を受けると、神経節の内部に潜んでいたウイルスが活動を開始します。この時に免疫力が弱っているとウイルスが増殖して、性器または口唇に水疱(水ぶくれ)や潰瘍ができます。水疱や潰瘍を放置しても1~3週間程度で自然に消失しますが、市販の外用薬を塗布すればウイルスの増殖を抑えることができます。ただし重度のヘルペスは外用薬では対応できないので、医師の診察を受けて内服薬(抗ウイルス薬)を処方してもらう必要があります。

市販薬だけで治療ができるのは軽度のカンジダ症や性器・口唇ヘルペスだけで、それ以外の性病は医療用医薬品(処方箋薬)を服用しなければ完治しません。例えば性器クラミジアであればジスロマックが、梅毒であればサワシリンという内服薬(抗菌薬)が使用されます。ジスロマックやサワシリンなどの抗菌薬は、医師の診療を受けて処方箋を出してもらわなければ購入できません。薬剤耐性を持つ淋菌に感染した場合は飲み薬だけでは治せないので、医師の診察を受けて注射薬を投与してもらう必要があります。

一部を除いて性病のほとんどは市販薬で完治させることができず、どうしても医療用医薬品(処方箋薬)が必要です。もしも性感染症に罹った場合は、病院や性病クリニックで診察を受ける必要があります。

病院で処方箋薬を購入する場合は、薬代の他に診療費も必要です。治療目的で医療機関を受診すると健康保険が適用されるので3割負担で済みますが、薬代の他に初診料・診察料・検査料金などの費用が別途必要になります。病院で診察を受ける場合は健康保険が使えますが、薬とは別に診察料などの料金が発生するのでトータルの治療費はそれなりに高額になってしまいます。

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