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性病はウイルスや細菌に感染すると発症する病気で、主に性行為で人から人に伝染します。クラミジアや淋病のようなポピュラーな性病は細菌が原因で発症しますが、早期に発見をして治療をすれば短期間で治すことができます。もしも発見が遅れて治療が遅れると重症化して不妊症になったり、命の危険を伴うような恐ろしい合併症を発症する恐れがあります。性病で不妊になったり、命を落とさないようにするためには、早期発見・早期治療が大切です。

風邪やインフルエンザのような病気であれば、発症すればすぐに気づいて治療を受けることができます。これに対して多くの性病は初期症状を発症したとしても、強い痛みなどの自覚症状が出ない場合が多いです。クラミジアや梅毒は感染してから数週間以内に発症して炎症や病変が出ますが、強い痛みを感じることがないので見逃してしまいがちです。エイズは数年~20年間にわたり無症状の潜伏期間を経てから発症しますが、発病する頃にはかなり免疫力が弱くなっているので命を失う危険があります。性感染症は早期に見つけて治療をすれば重症化せずに済みますが、自覚症状が出にくいことから発見や治療開始が遅れてしまうケースが少なくありません。

性行為感染症を早く見つけて早期治療を受けるためには、自覚症状が出ていない潜伏期間や初期症状の段階で検査を受けることが大切です。性病は主に性行為によって伝染するので、病原体に感染する可能性のある性行為をした場合は積極的に医療機関で受診して検査を受ける必要があります。感染が疑われる性行為の直後は、病原体の数が少ないので陽性反応が出ない恐れがあります。検査で陽性反応が出るまでに必要な期間は病気によって違いがあるので、病原体の種類ごとにある程度の潜伏期間をある程度把握しておくことが大切です。

性病検査を受ける場合、病院や保健所で受診する方法が一般的です。いずれも高精度の検査を受けることができますが、保健所を利用すれば費用がかからないというメリットがあります。日本全国の保健所では、HIV(エイズ)や梅毒などの数種類の病原体の検査を実施しています。病原体の種類はエイズを中心に数種類と限られていますが、お金をかけたくない人におすすめです。保健所は検査のみで治療を受けることはできませんが、もしも陽性反応が出た場合は治療が受けられる病院や専門のクリニックを紹介してもらえます。

性病クリニックや病院で受診する場合は費用がかかりますが、陽性反応がでると健康保険が適応されて3割負担で済みます。病原体に感染していたり、初期症状を発症していることが判明すると、すぐに治療を開始することができます。保健所で陽性反応が出て病院やクリニックで受診する場合、治療を開始する前に再度検査が実施されます。そのため感染が強く疑われるような場合や違和感を感じている場合は、保健所よりも病院で検査を受ける方が良いでしょう。

性病の多くは治療して病原菌が完全に排除されても、免疫がつかないという性質があります。このため、完治した後も再感染すると再発してしまいます。適切な予防措置を講じないと、何度も同じ種類の病気に感染して発症する恐れがあります。

性病はパートナーからうつされたり、逆にうつしてしまう恐れがあります。自分だけが検査を受けて治療を受けて完治しても、再びパートナーからうつされて再発するケースは少なくありません。パートナーとの間でお互いに病気の感染を繰り返すことを予防するためには、パートナーと一緒に受診する必要があります。2人とも陽性反応が出たら、再発予防のために一緒に治療を受けて完治するまで性行為を避けるべきです。

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